ブーツチューン

スキーブーツのチューンナップとは、どんなものなんだろう?、どの様にPROTOTYPEでは、作っているのだろう?価格はどのくらいなんだろう?インソールはどの様に作成しているんだろう?と言う、疑問は、お客さまにはあると思います。ここでは、ブーツの作成に付いてどのような考えで製作するか?を中心に、価格等まで、お知らせする場所と考えています。作業行程などは、フォトとしてお見せする事はできない事は、ご理解いただければと思っています。


スキー選手、スケート選手など、硬い素材で作られたシューズを履いて、運動する場合の運動機能を損なわない、また、長期に渡りスポーツできる様に負担のないアライメントにする事、または、タイムでの競技の為には、タイムアップを図ることに関して、どのような事が必要か?と言う事を調整する事がチューンナップと言う事になります。
それは、長く足に負担(あたり)をかけ、軟骨が出たり、圧迫させられた状態で、血流が悪くなる事だったり、関節の曲がる方向性と角度が違う方向(アライメント)に曲げ伸ばしする事で、関節に負担をかける事などの障害が出ないようにする事です。そのチューンナップをする事で、タイムアップ、演技なりの、競技がアップする事につながり、選手生命も長く維持できる事になるのです。そして、競技を引退してからの身体の状態、も変形に悩まされる事なく、スポーツを楽しめる事になると思っています。もう一つ大切な事は、バランススポーツに欠かせない、重心の位置が、センターが取れるようにする事もチューンナップです。
そして、それは、一つだけでは成り立たず、診断から始め、技術に対してのブーツ選択、フレックスの見極め、サイズの選択、等から始めています。ブーツ選択は、スキーは趣味の物でもあるので、希望に添うよう、選択していきます。よく、「インソールだけ作ってください」、「どこも当たらないのです。」と。
それは、たとえば、雪の上でない所で履いていて、温度の違いが分かっていないことも考えられたり、運動した時の足の動きが、考えられなかったり、斜面での感覚が分からなかったりする事から発生する事もあります。また、足に神経が通っていない(常に足を動かす事がなかったり、指先を狭い所に入れていて、動かす事がなかったり)状態の場合、それで(今の状態よりよい状態を知らない)よしとする場合に、多く現れます。その様な状態で、インソールだけ製作して、ブーツを使用しても、良い方向(よい方向性の流れのインソールを入れることで)に行かない事が分かっているので、インソールだけと言うわけには行かないのです。理解していただけたでしょうか?


以上の事を理解して頂いてから、次の説明にはいります。
スキーを趣味でやっている方でも、競技をしている方、と基礎系の方、又は、家族スキーなど、ジャンルはばらばらです。しかし、年をとって行く事は変わらず、これからお伝えする事は、皆さんが共通と感じています。
今まで、十分にいろいろなスポーツを経験してきている事とは思うのですが、ある時期、たとえば、就職したり、役職についたり、結婚したりと、いろいろな節目も有り、そこから、スポーツをする事が難しくなってしまったり、会社の規則などで、履物の規制があったりと、身体にとっては、負担となる傾向、運動不足、ちょっと、身体が重くなったり、新陳代謝が悪くなったりと誰でも経験するような事があると感じています。そんな時に、そこに気がつき、学生だった頃は動けたのに、今は、頭と身体が違ってきていると感じている人は、少なからず、いると思います。
その様な時に、生活の中で、気をつけたい事が、山程あるのです。その先駆けとなるのが、ブーツチューンで感じて、日常生活が、いかにスポーツに密接しているかを感じとってもらいたいと言う主旨もあるのです。
また、激しいスポーツや、トレーニングによって、痛めつけてしまった体の部分部分を、これからスポーツを楽しむ為に、どのような事をしたらよいかも、ブーツチューンをする事によって、今の違いを、理解してもらいたい、と言う事もあります。